小島ゆり漆塗り教室生徒展
現在漆塗り教室は、都立大学、大森、三鷹、目黒、他で定期的に行っております。
参加者の皆様は、想像以上に漆の制作に時間がかかることに驚き、ときに漆かぶれに悩まされながらも、粛々と制作を続けていらっしゃいます。
「漆という伝統工芸に触れて深く神聖な心持ちになる」「この時間が楽しい」「黙々と集中する時間がとてもよく、新鮮な気分になる」など、漆がもたらす意外な効果も聞かれます。
制作に1年近くかかったものも多くあります。ぜひご堪能くださいませ。
※写真は、大森教室の大畑さんが銀蒔絵を鯛の牙で磨いているところ
大森教室 大畑 毅さん
「茶筒」「銘々皿」
茶筒は、拭き漆の下地に、蕨の漆絵を描いています。
銘々皿は、「山」「川」「海」を表現。
黒漆で拭き漆と漆絵を施し、木目を生かしつつ、山影や海をグラデーションで表現しています。
月、魚、貝、は銀蒔絵。
大森教室 kiriさん
「流鏑馬(やぶさめ)の箙(えびら)と矢」
kiriさんは流鏑馬(やぶさめ)をなさっています。
「馬蹄(ばてい)の写真立て」
金属の馬蹄に漆を塗り、磨いたものです。
木製の皿、スプーン、フォークを好きな色に漆で塗り直しました。
螺鈿の菓子楊枝は、これも馬蹄デザインです。
都立大学教室 竹匠 西村ユタカさん
西村さんはご自分で竹細工をされ、薄めた黒漆を塗り、独特な色合いを出していらっしゃいます。今回小島の竹箸作品は、西村さんに作っていただいたものです。
「希釈本漆塗真竹身籤網代編葛籠」「希釈本漆塗真竹身籤網代編玉手箱」「希釈本漆塗真竹身籤網代編塵箱」
「丸型真竹笊の本生漆希釈塗り」
「ランプシェード」
個人レッスン atelier apresmidi 木下康子さん
木下さんは、フラワーアレンジメント、カルトナージュ、インテリア茶箱の先生です。
今回は、薔薇のデザインの和紙と革を使ったインテリア茶箱に、縁を本朱漆で、脚を黒漆で塗って磨き上げました。
目黒教室 料理研究家 今泉久美さん
25年前の頂き物という思いの詰まった花瓶を、金継ぎで見事に修復なさいました。
大森教室 結城陽介さん
「馬蹄の写真立て」
金属の馬蹄(ばてい)に漆を塗って、磨いてあります。
「汁椀の塗り直し」
長年の使用ではがれてきた漆を朱色に塗り直して、漆絵を施しました。
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